社長はお酒が飲めたほうがいい?

  • access_time2017年06月14日
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みんなはお酒好き?とことん飲むタイプ?
それとも苦手であんまり飲まない?
僕は意外に思われることが多いんだけど、お酒は全然飲めない笑。
ビールを2口飲んだだけで、顔が真っ赤になり、心臓がバクバクしてくる。
そしてそれをこえて無理に飲み続けると、一気に顔が真っ白になり、最後気持ち悪くなる、そんな感じ(号泣)。


「柳君、お酒は鍛えれば飲めるようになるよ」と今まで何百回と言われ、
頑張って飲んだ時期もあったけど、やっぱダメなものはダメ。
生まれ持っての体質は絶対にあると思う。
もともと飲める人は鍛えなくても美味しそうにお酒飲んでるし。


ビール、焼酎、ワイン、ウイスキー、日本酒、とか何飲んでも
全然美味しいと思えないし(コーラ・ポカリのほうが全然うまい)、
多少無理して飲めるようになっても、もともとお酒強い人の飲み方、飲む量には全然敵わない。
何より自分の体に合わない(悪い)ことを無理してやってまで
お酒を飲む理由がない。


だから僕は社長としてお酒をとことん深夜まで飲み、
本音で語り合うというコミュニケーションの取り方は諦めた。
社長はお酒が飲めなくてはいけない、という概念を捨てた。
今はどこに行っても基本的には「梅酒ソーダ割」笑。
これが一番体に合っているみたい。
社長として多少ダサい感は否めないが涙、今はこのスタイルを貫いている。


もちろん状況によっては「とりあえず生」で合わせるときもあるが、
最初の乾杯で口をつけるだけで、あとはほとんど飲まずに、すぐに梅酒ソーダに切り替える。
飲んでもだいたい2杯かな。


お酒を飲んで酔っ払ったほうがお互いの本音が出て、コミュニケーションが取れる。
すごく分かり合い、仲良くなった感じになる。酔っ払った時のやっちまったエピソードなどは
何度話しても盛り上がれる。それはたしかにその通り。それが出来るのはうらやましい限りだ。
そこは僕もお酒が飲めれば大いにやりたかった。


でもその代償もある。お金、時間がかかるのは当然として、
とことん飲んだ翌日になると、このお決まりのフレーズが結構な確率で出る。
「そんなこと言った?全然憶えてないんだよね~」
これだ(号泣)。今まで何度喰らったことか・・・


貴重な時間を使い、眠いのを我慢して夜中まで飲み明かし、
時には酔っ払いから結構ひどいことを言われ傷ついたり笑、
睡眠不足のまま翌朝いつも通り頑張って出社して働いているのに・・・これは虚しい。


僕はお酒が弱い分、飲んでる量も全然大したことないので、記憶をなくすほどは飲めない。
だから記憶をなくし、人格崩壊するほど飲んだこともない笑。
失言・暴言も吐かない(たぶん・・・)。
一生懸命みんなの話を聞くことができる。
だから大概、どんな話をしたのか覚えている(それを嫌がる人も当然いるとは思うけどね)。
飲食を共にすると、みんなリラックスするので、会社ではしないような大事な話がいっぱい出る。
経営のヒントになることが結構ある。これを全部忘れちゃったらもったいない。


飲む時間も2時間で切り上げ、二次会にはほぼいかないから、
体への負担も少なく、飲み会の回数はたくさんできる。
社員とは最低でも年間40回以上公式な飲み会を開催している。とことん飲んでいたら、
絶対にこの回数は出来ない。飲み会は質(時間)よりも量(回数)で勝負している。


いつも言っている通り、会社経営においてコミュニケーションは大事だ。
業績悪い会社はコミュニケーションが悪い、という共通点が絶対にある。
だから社長は社員さんと積極的にコミュニケーションをとり、相手の話を聞き、
自分の想いを伝えていくアナログのコミュニケーションが必須になる。


お酒が飲める社長、飲めない社長、饒舌な社長、口下手な社長、
色々なタイプがいていいと思う。それぞれのキャラがあるから。


自分に合ったコミュニケーションのとり方を是非作り出そう。
お酒飲めない社長は今回の僕のやり方を参考にしてみてね。

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柳 慎太郎                足立区で創業60年をこえる老舗企業
カクシングループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ