終わりの時間を決める

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最近我が社で始めた会議での新ルールです。

 

「発表は5分以内にする。発表時間は長すぎても短すぎてもダメ。
事前にしっかりと準備をしておくこと。」
です。5分間はタイマーを使ってきっちり測ります。

 

これは創業以来、18期連続で増収増益という怪物のような
業績をあげている会社の社長から教えてもらったことです。
真似するなら成果を上げている社長の取り組みに限る、
ということで速攻で社内で導入しました。

 

やってみた感想は、(これはめちゃくちゃいいな!!)です。
まずダラダラと喋る社員が減りました。
言葉が研ぎ澄まされるので、内容も濃くなりました。
5分間って実は結構長いです。
しっかりと中身を整理して、テンポよく話せば
相当な量の報告が出来ます。

 

そして聞く側も5分とわかっているので、集中して報告を聞きます。
副次的な効果とすると、途中で口をはさむこともなくなり、
会議の生産性がアップしていいこと尽くしです。

 

会議の運営って本当に難しいですよね。
僕も色々と工夫してだいぶ改善したと思っていましたが、
この報告時間を5分に決めたのは非常に良かったです。
是非皆さんも試してみてください。
最初は少しギクシャクしても、慣れてくれば
会議の質は確実に上がると思いますよ。

 

始まる時間は決まっていても、終わりの時間が決まっていないことって
結構多いです。
何事も時間を制限することによって、その時間内で最大限のパフォーマンスを発揮するようになります。
残業問題などはその典型ですね。


そう考えると人生も必ず終わりがあります。
いつ終わるかがわからないので、永遠に続くような気がしていますが、
必ず終わりは訪れます。


いつ自分の人生が終わるのかはわかりませんが、
終わりを意識することによって、今、ここの時間に、
もっと集中して時間を使えるようになるんだと思います。

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柳 慎太郎                足立区で創業60年をこえる老舗企業
カクシングループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ