緊急事態宣言の延期

  • access_time2020年05月1日
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【Stay Home】という言葉が頻発されています。
たしかにそのほうが感染リスクは少ないと思います。
そしてそれを実現させるために多くの企業・家庭が
様々な工夫をしていることは大変素晴らしいと思います。
うちの会社もめちゃくちゃ努力してます。

 

 

でも本当に全員が【Stay Home】しちゃったら
経済が回らなくなり、当たり前の日常生活は一瞬で崩れてしまいます。
どんなに在宅ワークの工夫をしても、現場で誰かがリスクと
向かい合いながら作業しないと、出来ない仕事があることも理解する必要があります。
そうした人たちの努力の元、【Stay Home】が実現できているんです。

 

 

「感染拡大を防ぎ、命を守る」
そのことに異論を唱える人はいないでしょう。
しかし、そのためにあらゆるものを自粛するべきだ、
店も閉めるべきだ、全員がStay Homeするべきだ。
という今の風潮にはかなりの違和感があります。

 

 

緊急事態宣言からもうすぐ1か月。だいぶ状況が見えてきました。
当初一番恐れていた米国・欧州のような爆発的な感染はどう考えても日本では起きていません。
圧倒的に低い死亡者数、人口に対する死亡率を見れば明らかなことです。
日本は新型コロナウィルスの感染拡大に今のところ成功している、
と判断していいのでないでしょうか?
なぜ誰もこのような発言をしないのでしょうか?

 

 

感染拡大防止のために甚大な代償を払った4月と同様に、
緊急事態宣言をもう1か月も延長する必要があるとは私には到底思えません。
この延期で本当に多くの企業が倒産するでしょう。
日本よりもはるかに悲惨な状況の米国、欧州などもすでに
経済活動をスタートさせます。
ロックダウンによる損失のほうが大きいと判断したのでしょう。

 

 

TVでの報道、専門家(っぽい人たち)、タレントの発言、発信は偏りすぎているように感じます。
ネガティブな情報を喜んで垂れ流しているようにも見えます。
明らかに数字をゆがめて報道しています。
あんな報道を毎日見ていれば誰もが洗脳されます。
(東京に行ったら感染する。東京の人と会ったら感染する。)
(新型コロナウィルスに感染したら死亡する。)
そう勘違いしてしまうでしょう。
ですから私はあまり見ないようにしています。
必要な情報は自分で探し、自分で考え、信頼できる人たちと意見交換します。

 

 

何が正解かはすべてが終わってみないと誰にもわかりません。
今できることは、その都度何が起きているかを冷静に判断し、的確な指示を出し、
それをスピーディーに実行していく必要があります。

 

 

既定路線で走り始めると途中で変更できない、風潮を気にしすぎる、思考停止する。
日本の弱点が今回の緊急事態宣言の延期に見えた気がします。

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柳 慎太郎 足立区で創業50年をこえる老舗企業
ヤナギグループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ