今期を振り返り

  • access_time2020年09月28日
  • folder_open経営

当社は9月決算なので残り数日となりました。
私が社長になってもうすぐ10年になりますが、
今期ほど激動だった年はありませんし、今後もないのではないでしょうか(ないことを願います)。
思い返すと会社の新年会の挨拶では

「イランとアメリカで戦争が起きそうになっているので、原油価格が高騰しないといいですね」

そんな話をした記憶があ今期を振り返りります。

 

 

その後は皆さん御存知の通り、それどころではなく新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により
世界ではロックダウン。
日本も緊急事態宣言により経済活動は止まり大変な影響が出ました。
           

 


10月からはGOTOキャンペーンに東京も加わり、徐々に日常生活を取り戻しつつありますが、
これからはインフルエンザの感染拡大の時期になり、新型コロナウィルスもどのようになるのかわかりません。
私個人的には最低限の予防だけをして今まで通りの日常生活に戻すべきだと思っていますが、
世の中のムードには逆らえません。
来期も時代に合わせた経営をしなくてはいけません。

 

 


多くの会社が業績悪化する中、現時点でYG(ヤナギグループ)の社員では感染者0人、
業績的には非常に厳しい時期はあったものの、グループ3社すべて黒字の見込み、
トーセキ・トーセキ金澤建設はコロナ禍でも目標達成する見通しです。
コロナの影響で4~6月は売上げが激減し大変苦労しましたが、
最後の四半期で何とか挽回することができ、経営者として大きな自信になりました。

 

 

普段社員に

「ピンチはチャンス」

「ピンチのときは、(ちょうど良かった、これをきっかけに)が魔法の言葉」

と伝えているからにはこんな時こそその教えを自らがリーダーとして率先垂範する最高のチャンスです。

 


まさに新型コロナウィルスをきっかけに、前々からの懸念事項に具体的に着手し始めました。
来期は大胆なチャレンジをすることにより、大きく売上構成比を変えます。
そしてYGをさらに夢いっぱいの会社に成長させていきます。
新型コロナウィルスを嘆いても何も事態は改善しません。
今できることを確実に積み重ねていきます。

 


 

今期は私自身も初めて経験することが多く、何が正解なのかわからなかったです。
精神的にも体力的にもきつい時期は正直ありました。

 

そんな中、その時その時で最適と思われる方針を決定し、YGの業務を止めることなく経営を行ってきました。
何よりもありがたかったのはYGの社員の皆さんが私の決定・方針を信じてしっかりと付いてきてくれたことです。
そんな社員の姿に本当に私も勇気づけられました。
社員の協力、現場力に助けられ100年に一度の経済危機といわれる年でもYGは過去最高の利益で決算を迎えることができそうです。
社員一人一人に心からの感謝を伝えたいと思います。

 

 


来期も環境整備の取り組みを徹底して、
社員と一緒にダイアモンドカンパニーを作り上げていきます。

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柳 慎太郎                足立区で創業60年をこえる老舗企業
カクシングループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ