創業者命日
- access_time2019年08月19日
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涼しかった7月から一転、猛烈な暑さが続いていますが皆さん夏バテは大丈夫でしょうか?
さすがにこれだけ暑い日が続くと大変ですよね。各自工夫して健体をしっかり維持しましょう。
8月11日はYG(ヤナギグループ)の創業者柳泰永の命日です。
私の祖父になります。亡くなったのが平成10年ですから今から21年前のことになります。当時私は高校生でした。
立派な社葬が執り行われ、その時に「自分が社長になるんだ」と決意したのを覚えています。
無口な祖父だったので、そんなに多くを会話した記憶がありませんが、いつも着物を着ていて、子供ながらに迫力のある祖父だった印象が強く残っています。
YGは現在54期目を迎えています。
新しく入った社員は当然創業者の名前も顔も知りません。
普段は仕事で忙しいでしょうからそれでも仕方がないと思いますが、命日の月くらいは、創業者や創業から現在に至るまでの会社の歴史を知ってほしいと思います。
そこでYGでは8月の命日の前後1週間は社内の応接室に祭壇を作り、全社員に線香を上げてもらっています。
YGの歴史を感じてもらう時間を強制的に作っています。
50年以上商売をやっていれば、当然いい時代ばかりではありません。
オイルショックを始めとした苦難の時代や、今いるベテラン社員の若い頃の苦労話・理不尽な話なども時代を感じて面白いですよね。
私自身がYGに入社したのが2006年ですからもう13年前のことになります。
この13年でも会社は全く別会社といってもいいくらい変化しました。
入社当時は曲者の社員が多くて、なかなか大変でした。私も何の経営経験もない<お坊ちゃま>でしたしね。
今の若い社員は会社の歴史などを語るとウザがる傾向にあるようですが、私はそんなのは全く気にしません。
僕たち大人はそこまで若者に合わせる必要はないと思います。
過去と現在は繋がっていて、その繋がりを無視して明るい未来を描こうなんて無理があります。
引き継ぐものはしっかりと引き継ぎ、時代とともに変化させるべきものは変化させる。
そして次の世代にきちんとバトンを渡していく。そのために自分自身や会社の歴史・過去をしっかりと学ぶ、ということは大切なことだと思っています。
YGが創業100年を迎える時、私は当然社長ではありませんが、これからの50年でYGがどんな歴史を作り、どんな社員が活躍し、どんな事業をやっていて、誰が社長なのか、想像するとワクワクしますね。