10年続けられる?

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今年も元気な新入社員が4名入社してくれて、毎日元気に仕事に取り組んでいます。


毎年感じるけど、若い人が入社してくると社内の空気がフレッシュになっていいね~。もちろん、即戦力の中途採用も時には必要ですし、今後も継続しますが、あの初々しさはやっぱり新卒社員しか出せない。

 


新社会人になったというドキドキ、期待、不安が入り混じり、ちょっときょどってるあの感じ。

僕ら全員、同じように新入社員時代があったんだよね。彼らのフレッシュな様子を見て、すっかり汚れてしまった自分の襟を正し、いつもより大きな声で挨拶したり、いつもより仕事頑張ってみたり、ちょっと偉そうに仕事教えたり、そんなプラスの空気が社内に流れる。それが新卒採用の最大の効果といってもいいかもしれない。

 


僕がヤナギグループに入社したのは2006年。新卒採用は僕が手掛けた一番最初の大きなプロジェクトでした。

当時うちの会社は平均年齢が50歳とかなりの高齢化が進んでいた。

僕が当時26歳の最年少で40代の社員でも若手と言われているかなり特殊な状態だった。(おいおい、10年経ったら全員定年で社員がいなくなっちゃうじゃないか~汗)、という危機感から、わけもわからずに新卒採用にすぐに取り組み始めました。お金もかなりかかったけど、結果的にはこれは大正解でした!!

 


初めてのことだらけなので、当然最初は失敗の連続でなかなか社員が定着しなかった。

自分の存在を否定されたような気になって、心が折れそうになった時もあったけど、あきらめずに新卒採用をコツコツ続けて10年、今では平均年齢は32歳まで下がり、ここ3年間での離職率は0%になり、今のところ、会社の業績は連続で増益を続けている。

 


僕たちはちょっと努力するだけで、すぐに成果を欲しがる。でも物事、そんなに簡単に成功しない。

何事も10年続ける覚悟をもって取り組めば、成功できる可能性は確実に高まるよ。

10年やり続ける人ってあんまりいないからね。

 


僕の尊敬する経営者が言っていた言葉


「売上アップは1年でできる、利益を増やすには3年かかる、人を育てるのは10年かかる」


まさにその通り。だから社員教育をずっと続けている会社は強い。ビジネスモデルは簡単に真似できるけど、人は真似できないから。簡単に育たないから。
同じようなことをやっていても、業績が全然変わるのはここの違いに尽きる。

 


<年輪経営・年輪成長>、この言葉も僕は大好き。
結局これが一番の近道。
誰でも最速で結果がでる、なんていう安っぽい、
セミナー・ノウハウに騙されないようにね。
そんなもんあったら、全員成功者になっちゃうよ。

 


冷静に考えればわかるよね?
んなもん、あるわけないじゃん(笑)。
たまたま時流にのって成功している経営者はたしかにいるけど、
10年後には消えてる経営者が多いでしょ

 


やっぱり、時間かけてコツコツ努力しないとね。
という何とも当たり前な地味な結論に結局辿り着いてしまった・・・

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柳 慎太郎                足立区で創業60年をこえる老舗企業
カクシングループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ