社長の時間の使い方

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他の社長はどんな仕事をして1日過ごしているのだろう?どんな働き方をしているのだろう?何時間くらい働いているんだろう?

社長になったばかりの時の私の疑問です。

 

 

働き方、働く時間はそれぞれの社長が目指している目標・理想、社長の性格によって違うので一概には言えません。 しかし、業績を伸ばしている社長に共通して言えるのは、未来に対して自分の時間を使っている、ということです。

 

社内で一番情報が集まってくるのは社長です。 一番将来のことを考えいてるのも社長、一番真剣に仕事に取り組んでいるのも社長だと思いますし、そうあるべきです。

 

同じところに行き、同じ話を聞いても社長と社員では感度が全然違います。

 

大成功した新規事業を始めたきっかけなどを聞くと、

「たまたま」「ひょんなことから」

といった話がよくでます。しかし、これは社長が普段からアンテナを張っているから情報をとりこぼさずにキャッチできているんだと思います。 決して偶然ではありません。

おそらく社員さんが行ったとしてもほとんどのケースが「勉強になりました!!」

でおわってしまうのではないでしょうか?

 

ですから、社長は常にアンテナを張って、会社の未来の事業に対して時間を使っていなくてはいけないのです。 それは人と会うことかもしれませんし、セミナーに行って知識を得る、じっくりと一人で事業計画を作ることかもしれません。 もちろん未来に対してだけ時間を使うことはできませんが、目安として社長は働いている時間の半分くらいは未来に対して使うべきだと私は思います。

 

しかし、こと中小企業においては「人手不足」ということで慢性的に社長が現場に張り付いて、全く外に行かない、未来に対して時間を使っていない、今の会社の切り盛りだけで手いっぱいというケースが多いです。

 

そしてそういう会社は全てではありませんが儲かっていないことが圧倒的に多いです。

「忙しくて現場から離れられない」これも決まり文句で出てきます。

社長が倒れたら終わり、という非常に危険な状態です。

 

 社長は明確な会社の方向性を示し、仕組みをつくって未来に対しての時間を増やす。

 

これが非常に大切なポイントです。

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柳 慎太郎                足立区で創業60年をこえる老舗企業
カクシングループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ