創業者命日
- access_time2017年09月20日
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8月11日はヤナギグループの創立者柳泰永の命日です。
平成10年のことですから今から19年前です。
当時私は18歳、高校2年生の夏のことでした。
葬儀は社葬という形で執り行いました。
私も小さいころからよく会社に出入りはしていたのですが、 正直会社の規模などはよくわかっていませんでした。
葬儀には本当に多くの方が参列していたのに驚きましたし、ヤナギグループの社員が 集まって整列している光景をみて、高校生ながらに「自分がいずれ社長になるんだ。 3代目の社長としてしっかりしなくちゃ!!」と勝手に決意したのを今でも 鮮明に憶えています。
ヤナギグループは現在52期です。
毎回新卒の会社説明会では学生に伝えていることですが、
会社が50年以上存続する可能性って皆さんどれくらいか知っていますか?
10%?3%?
正解は0.3%位と言われています(正確な数値はだれにもわからないようですが)。
0.3%ですよ!!1000社いたら3社しか生き残れない、ということです。
そう考えると50年ってすごいですよね。
どんなにカリスマ社長だとしても一人だけで50年以上会社を引っ張り続けるのは
おそらく無理でしょう。
後継者・人を育てないといけませんからね。
年月が経てば当然環境は変わってきます。
僕たち経営者はそれに合わせて会社の体制もどんどん変化させないといけません。
特に2代目・3代目の経営者の方たちへ。
今こうして会社があるのは、創業者がその地で商売を始めたからです。
そして本当に多くの方に支えられて今があります。
ずっと順風満帆だったわけではないと思います。
大変な時もみんなで協力して乗り越えてきたから今があるわけです。
ヤナギグループも毎年どんどん新しい社員が増えています。
彼らは当然、創業者の名前・顔も知りません。
そしてベテラン社員が 年々卒業していく中で、昔のエピソードを語り継げる人も減ってきています。
普段は仕事が忙しくてそれどころではないかもしれませんが、
創業者の命日の前後位は、創業者のこと、自分の会社の歴史などに想いを馳せて、
不思議な縁で働くことになった感謝の気持ちを感じることはすごく大切なことじゃないかと思うんです。
経営者は歴史・文化・社員を大切にし、変えるべきものと変えてはいけないものを 見極めながらチャレンジすることが必要なんですよね。 何でもかんでも変えればいいってもんじゃありませんよ。