悪い報告は社長が自分から取りに行くべし!!

  • access_time2015年07月28日
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当社の方針に

「社長が誤った決定をしないために報告の数を増やす。中間報告、悪いことを報告してき人を評価する。」

という方針があります。

この方針は言うは易しで、なかなか社員に実行してもらうのは難しいです。

恥ずかしながら、当社でもまだ徹底できているとは言いがたい状況です。

皆さんの会社はどうですか?自分のところに部下がきちんと中間報告をしてきますか?悪い報告があがってきますか?

 

先日も当社からのクレームを受けて、取引先の社長さんが訪問してくださいました。

非常に誠意ある対応をしていただけたので良かったのですが、やはりその社長さんに当社の現状は

部下から報告はあがっていなかったようです。当社からのクレームを受けて初めて

事態を把握できた、とのことです。

これは本当によくある話で、当社も人のことを批判できません。同じようなことは起きています。

 

では中間報告や悪い報告はどうやったら社長に入ってくるのでしょうか?

今のところ私の考えでは、

 

「社長が自ら情報を取りに行くしかない」

 

というのが結論です。

うーん、なんか地味ですね。

他にも有効な手段があればいいんですが・・・・ないですね。

もちろん仕組みを作る、ということもありますが結局は

社長の姿勢で決まる気がします。

 

人間、いいことはすぐに報告したくなります。放っておいてもこの情報は

入ってきますから大丈夫。

 

問題は悪い報告です。これは心理的にはどうしても敬遠しがちです。

当たり前です。私だって同じです。

 

ですから、まず悪い報告が上がってきた時に瞬間湯沸器と化して

「バカヤロー!!なんでそんなことやったんだ?」

これはご法度。二度とその部下はあなたに悪い報告をしてこなくなるでしょう。

 

まずは怒りを鎮めて、一呼吸してから「報告してくれてありがとう!!これで対策を打つことができるよ(スマイル)」

からですよね。

こうして地道に悪い報告を社長に伝える、という文化を作り上げることが大切です。

 

それとやはり社長の嗅覚というのは

社内で一番優れているはずです。

現場に行って不穏な空気が漂っていれば感じるはずです。

「ん?何、この違和感。」

この現場感覚を大切にしてください。

部下からの報告を鵜呑みにせずに、やはり現場にいって、自分の目で確かめる、

自分の耳で直接話を聞く、自分の口で直接質問する、結局この姿勢が一番大切なのでは

ないでしょうか。

 

「良い報告が社長に入ってこなくても会社は潰れないが、悪い報告が入ってこないと

会社はつぶれる。」

私の師匠の言葉です。

 

部下から最近何の悪い報告も入ってこなくなったら

「おー、うちの会社のサービスはすごいな。皆さん満足してくれているのかーすごいぞ。」

ではなく

「んなわけあるかい!!悪い報告を自分が知らないだけに違いない。」

と疑いの気持ちを持つことが大事です。

 

報告に関しては性善説ではなく、性悪説のほうが良いと

思いますよ。

 

ではキラキラと輝くダイアモンドカンパニーのキラキラ社長になるべく、

今日も頑張りましょうね!!

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柳 慎太郎 足立区で創業50年をこえる老舗企業
ヤナギグループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ