先行投資

お盆休みを利用して自動車工場のリフトを新たに増設しました。
これでリフトは8基になり、工場内にはどこにでもリフトがありどこでも同じように整備作業ができるという体制を作れました。

現在YGではパクリウォーカーというセミナーを定期開催していて、毎回多くのお客様に来ていただいていますが、同業の自動車関係の方が来ると全員が

「この(狭い)敷地で500台/月やってるんですか?!ありえないです。
1日24台?!どうやってやってるんですか?本当に信じられない!!
敷地が狭いからこれ以上は台数出来ないと文句を言っているうちの社員にこの現実を見せないと。」

と仰られます。
当社の敷地面積に対する作業台数は他社さんの倍以上はおそらくあると思います。
当然これは自然に出来上がったわけではありません。
知恵を絞り、アイデアを出し、失敗してもチャレンジし続け、現場スタッフのたゆまぬ努力の積み重ねにより実現しています。


それと同時に今回のような設備投資も必要になってきます。
自動車工場には今まで相当な投資をしてきました。
花畑からの鈑金工場本社移設、コーティングスペースの確保、新鈑金工場の建設、リフトの設備投資、システム投資、そして人材への投資。

この体制を作り上げるまでに10年かかりましたが、私の理想としていた布陣が出来上がりつつあり、7月はようやく、ようやく理想の実績を出すことができました。
いや〜長かった。苦しかった。
先行投資した分はこれからしっかりと回収していきたいと思います!!


私は普段から人の短所ではなく長所を常に見るようにしています。
そして短所を治すよりは、長所をより伸ばした方がメリットは大きいと思っています。
会社も同様です。ダメなところをなんとかしようとするのではなく、良いところ・伸びているところを見つけてそこにガンガン投資して伸ばしていきます。
速太郎は絶対に伸びると思いましたのでそこにお金と時間を投入しました。


人並みの努力で何も投資もせずに良い結果だけ求めても絶対に実現出来ません。
これからも勇気を持って先行投資をして、それ以上の利益を得て社員に還元できる会社を作っていこうと思います。

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柳 慎太郎 足立区で創業50年をこえる老舗企業
ヤナギグループの代表取締役(3代目)
趣味はテニスとゴルフ